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住宅ローンを知ろう > 特集第7弾

 
銀行の窓口は午後3時で終わり・・・そんなイメージが変わりつつあります。
なかでもマイホーム購入とは切っても切れない住宅ローン専門の窓口があるのをご存じですか。
営業時間を延長したり土日も営業するなど、一般の人が利用しやすい「住宅ローンセンター」です。
どんなメリットがあるかを紹介しましょう。
 
 都市銀行をはじめとする民間金融機関では、独自のサービスを打ち出すなどして、顧客の獲得に向けた熾烈な競争を繰り広げています。
 たとえば営業時間です。銀行の窓口は、通常は平日の午後3時まで。ATMが普及しても窓口でなければできないこともあり、サラリーマンなど平日の昼間に仕事をしている人にとっては、この上なく不便です。そこで、窓口の営業時間を平日の午後7時まで延長したり、土日も営業するという金融機関が出てきました。

 実は、こうした動きの先駆けになっているのが、住宅ローン専門のセクションである「住宅ローンセンター」なのです。資金計画相談からローン契約まで、業務の内容を住宅ローン関連に特化したスペース、独立した店舗や既存の銀行支店の1フロアなどで展開しています。
 住宅ローンの取り扱いには、不動産の業務についてはもちろん法律や税金などの高度な知識が求められます。そこで、これらの知識に長けた担当者のいる専門の窓口が必要だったわけです。
 この住宅ローンセンターにも変化が現れています。

 
表1.都市銀行の営業時間延長等(04.4末時点)
りそな銀行
一部を除く全店で、月〜木曜日=9時〜17時、金曜日=9時〜19時。一部の都心店舗では平日19時まで、土曜10時〜17時まで営業
東京三菱銀行 MTFGプラザ(銀行・信託・証券一体型店舗)の主要5店舗で平日19時、土曜17時まで営業
三井住友銀行
SMBCコンサルティングプラザ(個人客専用の相談店舗)の都心部6箇所で、平日21時まで営業
 
 「住宅ローンセンターは、もともとは住宅関連業者の便宜を図るために設けたものだったのです」(りそな銀行ローン事業部・齊藤勝さん)
 これまでは、公庫にせよ銀行の住宅ローンにせよ、エンドユーザー(住宅購入者)が最初から自分で銀行に出向いて、ローンの申し込み手続きをすることはほとんどありませんでした。不動産会社やハウスメーカーなどの住宅関連業者が手続きを代行したり、提携先を紹介するのが一般的だったのです。ところがここ数年、エンドユーザーが直接、ローンの相談や申し込みをするために銀行を訪れるケースが増えています。
 「ローンに対する知識が豊富で、自分自身の目や耳で情報を集めたいと考えるお客様が増えているようですね。そこで、こうしたお客様のニーズにお応えするために、昨年くらいからローンセンターも営業時間を延長したり土日も営業するようになりました」(齊藤さん)。
 現在、りそな銀行では首都圏で30箇所、全国で45箇所の住宅ローンセンターを開設しています。そのうち21箇所のセンターで、営業時間を延長したり土日にオープンするようになりました。
 
 
 では、エンドユーザーにとっての住宅ローンセンターのメリットとは? そして銀行窓口との違いはどのようなところにあるのでしょうか。
 ひとつは営業時間です。たとえば平日の午後7時までオープンしているセンターなら、サラリーマンやOLが仕事帰りに立ち寄ることができます。それから、住宅は一生の買い物ですから夫婦そろって相談に行きたいという人も多いはず。そんなときには土日にオープンしているセンターを利用すればいいのです。

 2つめは担当者。住宅ローンセンターでは専門のスタッフが対応してくれます。中にはファイナンシャルプランナーや宅建主任などの資格を持った人がいることも。「自分の収入でいくらまで借りられるか」、「住宅ローンにはどんな種類があるのか」といった基本的な相談はもちろんですが、その人のライフプランに合わせた資金計画など、かなり細部にまで踏み込んだアドバイスを受けることができるのです。
表2.住宅ローンセンターの特徴
 1.営業時間が長い
 2.専門スタッフがいる
 3.対応がスピーディ
 4.気軽に相談できる
 「将来的に奥様が働くのであればこういう形の借り入れをしたほうが住宅ローン控除が有利に得られるとか、こうすればもう少し借入金額が増やせるとか、いろんなご相談が可能です」(齊藤さん)。

 3つめに、対応の迅速さもあります。たとえば、自分の収入などからいくらくらいの借り入れが可能かを仮に審査してもらう「事前審査」をする場合、銀行の窓口では数日から1週間程度かかっていたものが、早ければ当日に回答できることもあるそうです。
「決して銀行の窓口がダメということではありません。ただ、窓口では住宅ローン以外にもたくさんの業務を扱っていますから、どうしてもスピードなどの点でローンセンターにかなわないところがあるのは事実です」(齊藤さん)。

 4つめはお手軽感でしょう。銀行の窓口に住宅ローンの相談に行くとなると「気軽に」というわけにはいきません。何となく、その場で申し込まなければいけないのでは、というような雰囲気があるのでしょう。今すぐに住宅を購入するわけではないという「予備軍」にとって、銀行の窓口はかなり敷居が高いはずです。
「実際、まだ買うかどうかも決まっていないのに、ただなんとなく相談に来たという方もいらっしゃいますよ。大歓迎です。もちろん、購入希望物件や収入などの具体的な材料があったほうが、それだけ細かなアドバイスができます」(齊藤さん)
 
 
 銀行によってさまざまな住宅ローンがあり、金利や返済方法が異なります。これまでの横並びの時代とは変わって、住宅ローンは自分で選ぶ時代です。一般的に購入前の相談は住宅ローンセンターに、既にローンを組んでいる人の借り換えや繰り上げ返済などの相談は取り引き支店の窓口へ、というのが基本です。
まだ、具体的に購入する物件があるわけではない、あるいは、賃貸か分譲か迷っているという人にとっても、住宅ローンセンターの利用価値はあります。自分にどれくらいの「ローンの実力」があるかを知っておくことは、必ずプラスになります。入試の本番前に実力テストを受けるような気持ちで住宅ローンセンターを訪ねてみるのもいいかもしれません。
 
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